「国産のCBD を探している」
「高品質で安心できる日本製のCBD を買いたい」
皆さんの中には、このように思っている方もいるのではないでしょうか。
事実、「日本製」と書かれたCBD商品はいくつかあり、その安全性が商品紹介ページなどで取り上げられています。

ですが、現状、『純粋』な日本製のCBD商品は存在しません。

では「日本製」と書かれたCBD商品とは何なのか？今日はその「日本製CBD」について紹介します。

目次
日本で大麻を育てることはできるのか？
なぜ「日本製」と表記ができるのか？
高品質で安心なCBDはどこで買えるのか？

日本で大麻を育てることはできるのか

免許をなくして日本で大麻を育てることは、違法です。
そして、国内で生産されている大麻草を使い、CBDなどの抽出を行うことは認可されていません。

日本で大麻を育てることができる生産者はごくわずかで、「栽培者免許」の免許が必要です。
また、免許も審査基準や申請書類があり、その免許取得者の前歴等も踏まえながら判断されるため、取得が難しく、 2000年以降、栽培免許を取得新規の方は、全国で毎年1名ずつぐらいとなっています。

また、大麻取締法によっても、以下のように規制されています。

”大麻取締法
第一章第二条

第一章第三条

第二章第五条

第三章第十六条
大麻研究者は、大麻を他人に譲り渡してはならない。ただし、厚生労働大臣の許可を受けて、他の大麻研究者に譲り渡す場合は、この限りでない。”

一方で、海外を見てみると大麻栽培が合法化されている国も多く、日本よりも研究が進んでいます。
このことからも日本で売られているCBDや麻製品は海外製がほとんどんです。

では、CBDは日本で抽出できないにも関わらず、なぜ「日本製」という表記ができるのでしょうか？

なぜ「日本製」と表記ができるのか？

「日本製」とは、日本で製造された商品に使うことができる表記です。
ですが、この表記は、全ての材料を日本で調達したり、全ての製造プロセスを日本で行っていなくても、使うことができます。

例えば、CBDオイルの瓶詰を日本でするだけで「日本製」という表記ができてしまうのです。

日本の法律では、製造工程の最終工程を日本で行えば、日本製と表記できることになっており、

上記のような場合でも、「日本製」という表記ができてしまいます。

これはCBDに限ったことではなく、パソコン部品や家電においても同じことが言えます。

つまり「日本製」とは、「国内ですべて製造した商品」ではなく、「国内で何かしらの加工をした商品」を意味しています。

「日本製と書かれたCBD を買おうと思っていたけど、もう信用できない」
と思った方もいるかも知れませんが、それらの商品がすべて悪いとは言えません。

ですが、皆さんが想像しているような、国内の大麻草を使い国内で製造している「日本製」のCBD商品は存在しません。

そのため、高品質で安心なCBDを購入するためには、信頼性の高い販売元から購入することが最も大切なポイントです。

CBDの購入は、政府から許可をとった正規販売店から購入するようにし、個人輸入をまとめて行っているような方からは購入しないことが大切です。

正規販売店かどうかを見極めるためのポイントの一つは、しっかりしたウェブサイトがあり、会社情報が記載されていることを一つの基準としてみることができます。

CBD商品を購入する際は、のちのトラブルを避けるためにも正規販売店から、購入するようにしましょう。

2021.02.23 _Blog