2021年ぐらいからネットでその文字を見かけるようになった「THCH」。
THCに「H」が付いただけの、この化合物とは何なのか?
THCHの効果、そしてその安全性について今日は紹介していきます。
目次:
THCHとは何なのか?
THCHの効果とは?
THCHの安全性
THCHの摂取は自己責任として行うこと
【医師が動画で解説】THCHとは何か?
THCHとは何なのか?
THCH(テトラヒドロカンナビヘキソール)は、大麻から採れる天然の化合物の一つです。
2020年にイタリアの研究チームによって発見された成分で、まだ長期的な視点での効果の検証は行われていません。
THCとTHCHは異なる化合物ですが、THCに近い作用があるのではないかと考えられています。
また、その構造の違いから、THCH は通常の THC よりも高い向精神作用がある可能性も示唆されています。
まだ発見されたばかりのTHCHは、現在(2022年12月)は日本では規制の対象にはなっていません。
THCHの効果とは?
THCHの効果の検証はまだ行われておらず、ユーザーの声が情報源となっています。
例えば、気分の高揚、痛みの緩和、リラックス効果、などがあげられていますが、まだ確かな証拠はありません。
現在紹介できるTHCHの研究では、この化合物を発見したイタリアのチームが、マウスを使って行った薬理テストのみです。
マウスを使ったこの研究結果は、THCHが痛みの生理的検出をブロックするのに役立ち、痛みの緩和や疼痛管理への対処に有効であることが証明されています。
ただし、THCHの効果は十分な解明がされておらず、まだ未知数の高い化合物であることに違いはありません。そのため、使用の際は注意が必要です。
THCHの安全性とは
まず、法的な視点でTHCHは安全かどうかというと、THCHはまだ日本の法律で規制の対象にはなっておらず(2021年12月時点)、使用をしても違法にはなりません。
一方で、そもそもTHCH商品は安全なのかどうかを見てみると、使用は自己責任で行うべきである、ということが言えます。
THCHはヘンプからわずかな量しか採ることができません。
そのため、ネットを始めに様々な場所で売られている THCH商品は、たとえばTHC等の他のカンナビノイドの変換や合成から作られる可能性が高いです。
THCHが他のカンナビノイドから生成されている場合、残留溶媒のリスクがあり、そのような商品をベイプで摂取する際には、重大な健康リスクをもたらす可能性があります。
また、本来であればTHCHのテスト基準があり、それに基づいて残留溶媒や重金属がチェックされるべきですが、最近見つかったばかりの成分なので、そのテスト基準が未だありません。
そのため、品質管理のルールがなく市場に商品が出回っているというのが現状です。
このことから、THCH商品の安全性はまだ確実ではなく、摂取する場合は「自己責任」として摂取することなります。
THCHの摂取は自己責任として行うこと
THCHは最近発見された化合物で、鎮痛・気分の高揚(ハイになる)・リラックス効果があると言われています。
ただし、新しく発見された化合物のため、効果は長期の研究で証明されているものではなく、その効果もまだユーザーの声がベースになっている状態です。
現在(2022年12月)は、THCHは「THC」のように規制はされておらず日本でも販売されています。
ですが、その安全性は商品レベルでは保証されておらず、THCHを摂取する場合は健康リスクを理解した上で、自己責任で摂取することが必要となります。
【医師が動画で解説】THCHとは何か?
THCHの代用となりうるCBD商品
「深いリラックス効果を得たい」「安眠のために使いたい」
そのような目的でTHCHをお探しの方は、その代用として安全性が確認されている高濃度CBDを弊社ではお勧めしています。
高濃度CBDの摂取には、ヴェポライザーが必要になりますが、ヴェポライザーの使い方動画も弊社のYoutubeで確認できますので、お試しください。
参考:
https://www.natureandbloom.com/thch/
https://www.nature.com/articles/s41598-020-79042-2
https://www.delta8us.com/thc-h-faq